「上巳の節句」とは
日本の五節句の一つで、雛祭りの事です。
身の穢れを人形に移し、
河に流す風習が雛祭りの原型と云われています。
左:雛人形の古い型が「立雛」です。
人形のべべは室町時代風。男雛は袖を広げた小袖袴姿、
女雛は袖を隠し細い帯を締めています。
人形の前には菱餅。台座の白菊のお飾りが雅でしょう。
右:「花の遣い」
雛飾りに欠かせない「左近の桜」と「右近の橘」を
2羽の兎が小舟で運んでいます。
タイトル「花の遣い」は14thmoon伊部氏考案。
20代の頃はこんな題材を描くとは
到底思っていませんでした。
京都に20年以上暮らしていることも
影響しているかもしれません。
節句のお飾りなどを眺めていると
(日本はなんと美しい国なんだ)
と思います。