昨日、ご紹介した「唐獅子牡丹」のお話ですが、
意外にも周囲からの反響がよかったので、
今日も唐獅子談義をさせて頂こうと思います。
唐獅子はライオンをもとに中国文化がうみだしたものです。
中国にはライオンはおりませんでしたから他国との交流の中で
伝わった姿が幻想的な唐獅子の姿となったのです。
身体が水玉模様であったり、角が生えていたり、
様々に描かれていますが、
僕が描いた唐獅子は江戸時代の「唐獅子・白沢図屏風」での構図をもとに
僕なりの解釈を交えて描いたものです。
たとえば、体つきや足の肉球や鼻などはライオンらしく描きました。
いわゆる唐獅子らしさと、
動物としてのライオンの魅力を併せ持った「唐獅子牡丹」を描こうとしたのです。
伝統的な図案には魅力的な生き物が多く描かれています。
まだまだ勉強の日々です。