右:観桜図
左:風神雷神
「観桜図」
伏見桃山時代、まだ花見は庶民のものではありませんでした。
満開の桜のもと、幕をはり、枝を手に楽しんだのは武士や貴族たちです。
その様子を猿に置き換えて描きました。
当時は桜の枝を手に取り楽しんでいたようです。
今では枝を折ることはタブーとなっておりますので
こういった様子も風情のある趣です。
「風神雷神」
僕が人生で初めて描いた風神雷神はこんな絵になりました。
台風に驚く蛙たちをユーモラスに、そして
風神と雷神の目線を合わす為の構図にも注目して頂きたいです。
ちなみに僕のお気に入りの風神雷神は
俵屋宗達のものと河鍋暁斎のものです。
佐藤潤作品展「Japanesque4」
2011年2月3日 〜 14thmoonにて開催。