おかげさまで今年もすべての会期を終えることが出来ました。
今年も沢山の絵を描くことが出来、皆さまに心から御礼申し上げます。
会期がすべて終わると抜け殻のようになって
何をしてゆけばいいのか、何を描けばいいのか
わからなくなってしまいます。
そこで今年は頭を切り替えるため、そして来年の制作の取材もかねて
3日間の休養を頂きに石垣島へ行ってきました。
ついた日は雨でした。
それでも傘を差し息子と海へ出かけて、生き物や貝殻を探します。
ここは「汐干の苞」という僕の絵の世界に迷い込んだ感じです。
翌日は晴天。
竹富島へ渡りました。
自転車を借りて息子を後ろに乗せて島内を走りました。
3日目も晴天でした。
息子とホテルの前の浜に行き、生き物を探します。
ヤドカリが沢山いたので集めて競争させたりしてみました。
綺麗な貝殻を探したりしました。
沖縄へはもう数えきれないくらい何度も訪れていますが
冬に行ったのは初めてでした。
石垣島や竹富島のような離島へ行ったのも初めてでした。
離島は時間の流れが全然違います。
自然に頭のなかがぼんやりとしてきて
身体もリラックスしてしまいます。
「おきなわ時間」とはこのことか、としみじみ思いました。
人よりも自然の方が大きくて、
人は自然の中で生きさせてもらっているんだな、
そんな感覚を取り戻せたような気がします。