久しぶりに新作紹介です。
梅田大丸での個展に出品予定の
「サーバル」と「大鷹」。
「サーバル」は
アフリカに住む猫の仲間で準絶滅危惧種です。
耳が特徴のある形で可愛いです。
夜を描くのは珍しいのですが、あえてこんな背景にしました。
夜の森でこんな猫に出会ったら、まるで絵本の世界です。
「大鷹」は、鷹狩りや端午の節句の意匠等で
古くから親しまれている鷹の一種。
日本レッドリストでは残念ながら絶滅危惧種指定です。
3羽の鷹の図は
「三災符籍(さんさいふせき)」と云われています。
三災とは三種の災い(病災・飢饉災・火水災)の事で、
三羽の鷹は鋭い爪と足で
災いを連れ去るものとして描かれます。
主に韓国で厄除けとして使われる吉祥画です。
ハイチでは大きな地震が起こりました。
僕も僅かですが寄付をさせて頂きましたが、
災害は今も人を脅かす脅威です。
自然を重んじ、動物に願いを託すという、
動物が関わっている吉祥には興味が湧いてきます。
昔は人と動物の距離がもっと近かったのでしょう。
動物を神秘的に感じたりする感覚は
とても素敵なことだと思います。