宮古島日記
新月の時の大潮を宮古島で体験した。
今夜は満月。
明朝には皆既月食が見られたらしい。
(5)幻じゃない
イノー(礁池)をどこまでも歩きながら生き物を探す。この光景はまさに自分が絵に描いている世界だ。僕は自分の作品を「ファンタジー」と呼ばれるのが嫌いだけれど、それは僕が描いている世界が、例えばこんな風に本当に存在している世界だからだ。幻じゃない、僕の描く光景は実在している、あらためてそう実感することが出来た。
(6)ぜんぶ、行きている。
水字貝、ミナミイワガニ、ケブカガニ、アオヒトデ、ナマコ、ソフトコーラル、ウツボ、、、さまざまな珊瑚たち。貝殻はない、どれも生きている貝ばかり、ぜんぶ生きている。僕らはなるべく珊瑚たちを傷つけないように気をつけて歩いた。だってここはまさにポセイドン(海神)の治める国だから。
(7)へ続く