小倉井筒屋での個展に出店予定の最新作架鷹図(かようず)です。
日本人と鷹は古代より深い関わりがありました。
特に天皇や貴族など高貴な人々の間で鷹は愛されてきました。
架鷹図(かようず)は鷹を描いた絵としてかず多くが残されています。
鷹は早く飛び、力強いイメージを持ち、家紋などにもなっている他、
現代でも意匠に多く使われています。
実際に鷹を見るとその理由がよくわかります。
とてもカッコイイ鳥だからです。
今回、僕が描いた架鷹図(かようず)では、
右:熊鷹、左:大鷹となっています。
大鷹の鈴、赤い羽根は目印としてつけられたもので、
装飾のある止まり木(→架)は、高貴な人(貴族)の愛玩用であることを表しています。
本来、熊鷹のほうが大鷹の倍ほどの大きさですが、
架鷹図(かようず)では大きさを揃えて描かれることが多く、
この作品でも大きさを揃えて描きました。
大きさを揃えて描くことで、鷹をコレクションとして飼っていた
貴族の方々の嗜好が伺えるかと思います。
僕が以前描いた架鷹図(かようず)の絵もこちらでご覧頂けます。五歳参りの着物と架鷹図(かようず) – 鳥獣画家・佐藤潤の世界 Animal ART Original Work by JUN SATO
佐藤潤鳥獣画展
2012年4月18日(水)〜24日(火)
小倉井筒屋 新館7階美術画廊
〒802-8511 北九州市小倉北区船場町1-1
TEL 093-522-3111
午前10時〜午後7時 (最終日は午後4時閉場)<作家来場>
4月20日(金)〜22日(日) 午後1時〜5時
ライブペインティングを披露いたします。
※作家来場中、「がんばろう日本」ポストカードをプレゼントいたします。
(先着200名様)
皆様のご来場心よりお待ちしております。