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佐藤潤オフィシャルブログ

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桜と日本人の稲作信仰


2010年制作『櫻』です。

鴨川の櫻が満開になりました。
この木は僕のお気に入りの櫻の木です。
日本人は桜がとても好きで、かなり古来から
桜の木の下で酒宴をする(お花見)をしていたと言われています。
お花見は稲作信仰に関わりがあるようで、
”山の神が春になり””田の神”となって桜に依りつくと信じられていました。
桜は”田の神の依り代”と思われていたんですね。
「さくら」の「さ」の音は”田の神”を指していて
「くら」は”田の神の宿る場所”という意味のようで
桜の木の下で酒宴を開くのは豊穣を祈るような
意味合いがあったのかもしれません。
(参考文献:『歴史読本編集部編:新人物文庫 日本のしきたり 30の謎』)

満開の桜は絵ごころがそそられるものです。
僕も今夜はこの夜桜の下でビールでも飲もうかと思います。