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佐藤潤オフィシャルブログ

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「福笹図」と「灌仏会」

14thmoonでの個展がいよいよ迫っています。
ポスターがわりかし上手く作れました。

「福笹図(ふくざさず)」は
恵比寿講という旧暦の10月20日に
商売繁盛を願って行われる行事を描いた作品です。
神無月といわれる10月に
日本中の神様が出雲大社に出向き、
恵比寿様だけが留守を守るとされているため、
置いてきぼりぼりの恵比寿様を慰めるのが
事の始まりとのこと。
関西では「十日戎」が主流です。

縁起物飾りを付けた福笹の下で
大黒様の白ネズミが恵比寿様の鯛車を引いて、
あやしています。

象の絵の方は「灌仏会(かんぶつえ)」を描いたもの。
灌仏会」とは花祭りのことです。
4月8日のお釈迦様の誕生日をお祝いする日。

たくさんの花で飾った「花御堂」の中央に
お釈迦様の像(子供の姿)を安置し、
甘茶をかけてお参りします。
絵の中では摩耶婦人の夢に出てきた白象が
花御堂を運んでいます。

どちらも華やかな日本の風習です。